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バイリンガル日本語の勉強方法

勉強法

日本在住の日本人でありながら、バイリンガルに育てるべく英語ばかり意識し、日本語を疎かにしては本末転倒です。日本語の日常会話はできても、読む・書くはしっかりと勉強をしなければ身につきません。そこで今回はどのように、日本語=国語を勉強したのかをお伝えしたいと思います。

テキスト

日本語のテキストを購入するのは簡単です。本屋さんに行けば様々な種類の問題集やドリルがありますし、塾や公文などに通うこともできます。特定の本屋さんに行けば教科書も手に入れることができるので、学区内で使われている教科書で勉強することもできます。小学校低学年であれば親が教えることもできるので、レベルに合ったテキストを購入し、毎日のペースを決めて進めていくことができます。

momoの場合は幼稚園では しまじろう と、学研のドリルでひらがなを練習していました。小学校に入ってからは公文を始めましたが、漢字の習得には大変苦労した思い出しかありません。ただバイリンガルになるためには、必死に努力するしかないのです。

歌って覚える

日付のついたち・ふつか・みっか・よっか など、

動物の数え方 一羽・一匹・一頭・一尾など

物の数え方 1個・1枚・1皿・1台・1本 など

独自のメロディをつけて歌を作ります。お風呂などで一緒に歌いながら覚える作戦です。日本語は色々な言い回しがあるので、難しいと言われる理由がわかりました。

上記以外でも NHKのお母さんと一緒 や、しまじろう などを見せて自然とインプットできるように心がけていました。

漢字の練習〜音読みと訓読み〜

例えば1年生で習う 木・林・森  これは実際に木を見たことがありますし、木が増えていくと森になる。説明すれば理解できます。次に 宝石 これは我が家には無い物でした。なので ほうせき ってなに?から始まるのです。ジュエリーのことだと英訳すれば理解してくれるのですが、たから の いし で宝石だと説明しても、なぜ ほうせき と読むのか私には説明できません。そんな感じで音読みと訓読みはmomoにとっては ? だらけになってしまいます。

英語も日本語も、すべての言語はまず話す。次に読む、そして書くの順で勉強していかないと、意味がわからないものは読めないし書けません。

そのためには、家庭で意識して言葉を選ぶ必要があります。特に音読みは年齢が低い子供には使うことがないため、絵本や親の言葉掛けなどで、少しずつ慣れさせていくほかないと思います。なのでお料理中も 「お水を入れて混ぜて」ではなく、「お水を入れて撹拌して」と、私には日常言い慣れない言葉を使うようにし、常に頭の中がフル回転していました。

ことわざ・慣用句

ことわざ はカルタを使って遊びながら覚える方法にしました。英語のことわざと意味が似ているものもあるようで、反対にmomoから教わることもあり、意外と簡単に楽しく覚えることができました。そして覚えるだけでなくアウトプット、日常会話の中に取り入れるよう意識します。

慣用句も本や漫画などもありますが、まずは私が下調べをした上で、こちらも意識して使う様にしていました。時々とってつけたかの様な話し方になってしまい、夫に笑われることもありましたが、カエルの子はカエルではなく、どうしてもトンビ→鷹に育てたかったので、そこは頑張りました。

作文・感想文

寝る前のひと時を、ベッドの中で絵本を読み聞かせをすることもありましたが、momoと私で交互に物語を作っていきます。例えば

私「ある所にお祖父さんとお婆さんが住んでいました。」

momo「お祖父さんはゾウを飼っていました。お婆さんはゾウにご飯を作ってあげます」

私「ある日そのゾウが〜

というような感じで、交互に作るので想像しないような展開になったり空想を楽しめるので、とても楽しかった記憶があります。

また、映画などを見た後には必ず 「この作者は何を一番伝えたかったと思う?」と質問するように心がけていました。毎回のことなので、うんざりされましたが 面白い映画だったね では終わらせません。

そしてこの方法が良かったのかどうかは わかりませんが、小学生の頃から作文が得意になり、中学・高校では表彰されたこともあります。

敬語・丁寧語

我が家はいたって普通の家族で、話し言葉も普通の言葉です。家族間で丁寧語はもちろん敬語などは一切出てきません。ですが一歩家から出れば、必要な言葉になります。近所の人にお父さん元気?と声をかけられ、「うんパパは元気だよ」と答えて良いのは低学年までだと思うのです。なので「今日は敬語オンリー」という日を作りました。親子で敬語しか使ってはいけないルールです。負けた人はお風呂洗いなどの罰ゲームもあります。当然momoが負ける確率が高いので、家事は減るし敬語は覚えるしで一石二鳥です。

日々の努力

日本の学校に通う子が英語を勉強するように、インター生も日本語を必死に努力して勉強しなければバイリンガルにはなれません。冒頭でもお伝えしましたが、特に漢字を覚えることはmomoには苦行でしかなく、とにかく大変でした。書き順やハネ・トメなどは今でも できていません。どんなに頑張っていても、電車やバスなどの行き先は英語を先に読んでしまいます。小学校2年生くらいの頃には、インターに入れたことを間違いだったのでは と悩んだこともありました。しかし中学生になる頃には、日本語もだいぶ出来る様になり、日本で普通に生活する上で困ることはなさそうだな と今では感じるまでになりました。日本人として日本で暮らしていくためにも、日々の努力は欠かせませんし、その努力は並大抵のものではありませんでした。

momoは鷹ではなくカエルなのかもしれませんが、大きく高くジャンプして世界へ飛び出てほしいと願うばかりです。

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