※記事内に広告が含まれています。

バイリンガルとは どこから? どこまで目指す?

Uncategorized

そもそもバイリンガルとは?

最近バイリンガル・トリリンガル・マルチリンガルなどよく耳にするようになりましたが、そもそもバイリンガルとはどのような意味なのでしょうか。調べてみると以下のように記載されています。

バイリンガルとは2つの言語を流暢に話すことが出来る人。

トリリンガルとは3つ以上の言語を流暢に話すことが出来る人。

マルチリンガルとは複数の言語を話すことが出来る人。

モノリンガルとは母国語のみを話す人。1つの言語のみ話す人。

このように書かれていますが、バイリンガルはトイフル何点以上で日本語検定何点以上などと明確にはなっていません。

どこからがバイリンガル?

では流暢に話すことが出来る人とは、どの程度なのでしょう。旅行が行ける程度?慣用句やジョークがわかる程度?日常会話?ビジネスができる程度の会話?それは国によっても個人によっても定義は変わってきます。日本人のバイリンガル対する考えは母国語と同レベルに話せることをバイリンガルだと考える人が多いようです。これは他の国よりも厳しい基準となっています。他民族国の方がもう少しおおらかに幅広く考える人が多いようです。

では話せるだけで良いのでしょうか。読む・書く・話すを全てクリアしてモノリンガルではない と言うべきなのでしょうか。そのレベルは?例えば日本語ならば、ひらがなが読めて書ければOK?日本人と同じレベルまでだとすると、漢字検定は何級くらいから? 突き詰めて考えればキリがないほどです。やはりこれも、個人の考え方次第だと思うのです。母国語と同レベルに読み書きが出来るレベルがバイリンガルと考える人も、難しいことはわからなくても、簡単な読み書きが出来、日常会話が出来ればバイリンガルだと考える人もいます。

どこまで目指すのか

例えば、日本の総理大臣のスピーチを見ると、日本語は難しい言葉を使っています。時折英語のスピーチを目にしますが、こちらが ちょっと恥ずかしくなってしまうくらいの、カタカナ英語で話している人もいます。でも、世界への発信ですから内容はしっかりと伝わっているはずです。

他にも英語がほぼできないタレントさんが外国で1人で指示された場所へ向かうというTV番組があります。そのタレントさんは話せないし、聞き取れない。それでも知っている単語を並べて手振り身振りで話しかけます。話しかけられた人も連想ゲームのように何を言いたいのかを探り当てて、ゆっくりと返してあげます。そして最後には指示された場所へ辿り着くという内容の番組ですが、これほど英会話ができていないにもかかわらず、伝わっているのです。

どこまで目指せばバイリンガルなのでしょうか。タレントさんのように単語を並べるだけでも伝われば良しとするのか、発音はカタカナでも内容がしっかりと伝われば良いとするのか、ネイティブのような発音で母国語と同レベルに話し、読んで書けるまでを目指すのか。

100%のバイリンガルは少ない

英語と日本語のバイリンガルでは、英語50%日本語50%ができることになりますが、同じ50%ずつの割合でバイリンガルという人はとても少ないです。幼児期、少なくとも3歳頃までに英語と日本語を確立させ、年齢が上がるにつれて年齢相応に努力を重ねていかなければ半々のバイリンガルにはなりません。特に読み・書きに関しては本人の努力が必須となります。それでも、どちらかの言語に偏りが出てしまう人の方が圧倒的に多いと思います。

ハーフの人であったとしても、家では英語、学校では日本語だとすれば日常英会話はできても英字新聞を読めるまでになるには、学校以外での努力が必要です。普段話す機会が多い日本語、授業で習う日本語が圧倒的に多く占めるからです。逆にインターナショナルスクールへ入ったとしても日本語の習得には相当な努力が必要であることを覚悟しなければなりません。帰国子女などは現地で日本語習っていたとしても、日本の学校へ入る際は1年下のクラスへ入ることが多いように、話せることと読むこと書くことは別になってきます。

そして1人で考えている時にどちらの言語で考えているのか。半々という人はとても少ないはずです。どちらか一方の言語で考えている、その言語がその人にとっての第一言語になるわけです。

多くのバイリンガルはどちらかに偏りがあり、英語60%日本語40%なのか、英語30%日本語70%なのか、その比率によってどちらが得意なのかが分かります。

モノリンガルの私は日本語しかできませんが、漢字検定1級など合格するはずもなく、日常会話はできても、国語のテストが100点だったかと言えばNOでした。なので100%のモノリンガルも少ないのでは?と思ってしまいます。

なぜバイリンガルになりたいのか

バイリンガルになりたいのは、なぜですか?通訳をしたいからですか?それならば50%ずつのバイリンガルを目指した方が良いと思います。ガイドなしに旅行に行きたいからですか?それならば日常会話程度の英語力と簡単な文字が読めれば50%ずつのバイリンガルになる必要はありません。世界中に友達を作りたいからですか?それも会話ができれば読めなくても書けなくても問題ないかもしれません。自分の考えを英語で話せるようにしたいからですか?それもネイティブの発音は必要ないですよね。カタカナ英語であったとしても相手に伝われば良いのですから。

ご自身のなぜバイリンガルになりたいのか の理由によって、どこまで目指すのかを決めていけば良いのではないでしょか。必ずしも100%のバイリンガルでなくても良いのですから。そして何歳だから遅いということはないと思うのです。大人になってからであっても、目指すバイリンガルまで努力次第で近づけると私は思います。私の場合は100%のモノリンガルを目指した方が良さそうです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました